キュッパになろう! in 日比谷公園2016


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2016年5月14日15日、「第26回森と花の祭典みどりの感謝祭 みどりとふれあうフェスティバル」内で、「キュッパになろう!」in日比谷公園2016のワークショップを行いました。
このワークショップでは、絵本「キュッパのはくぶつかん」(福音館書店)のページをめくりながら、主人公のキュッパをお手本に、ものをみつめて、あつめて、しらべて、ならべることの楽しさを体感し、自分だけの「マイ・ミュージアム・ボックス」を作ります。

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ワークショップのはじまりは、絵本『キュッパのはくぶつかん』の読み聞かせです。
「キュッパ いろいろなものを あつめるのが だいすきな まるたの おとこのこ。…」主人公のキュッパは、森でたくさんのものを集めて、並べて分類し、しまう所がなくなると、みんなに見てもらおうとはくぶつかんを開きます。
読み聞かせが終わり、進行役のアート・コミュニケータが「みんなには実際にキュッパになってもらいます。キュッパははじめ、何をしてたっけ?」と投げかけると、「森に行って、ものを集めてた!」と、こどもたちはもう待ちきれない様子です。はやる気持ちをおさえて、3つのお約束を確認します。「1、よーくみること」、「2、植物をたいせつにすること」、「3、あるいていくこと」
さていよいよ、もの集めに出発です。

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日比谷公園の中を散策しながら、キュッパの目になって周りを見ると…ここにも、そこにも、あそこにも。花や葉や実の中に、美しさ、不思議さ、面白さが次々に見えてきます。「わあ!」と声を上げながら地面に手を伸ばして拾うこどもたち。「こんなのも、こんなのもあったよ!」と、こどもたちの報告を聞いているうちに、保護者の方も周囲を興味をもって見つめ始めます。アート・コミュニケータはこどもたちの近くにいて、どんなものを発見したのか、どんな所に興味をもったのか教えてもらいながら、一緒に眼差しの冒険にでかけます。
それぞれの感性でいろいろなものをあつめたら、大切にトレーに乗せ、「マイ・ミュージアム・ボックス」作りをするテントへと向かいます。

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「『キュッパは いえに かえると、ひろってきたものを ぜんぶ ゆかに ひろげてみました』みんなもテーブルの上に広げてみよう」
こどもたちの手が静かにものを並べはじめます。その真剣さは、まるで本物のキュッパになったかの様です。並んだものを眺めていると、ひとつひとつのものの違いがよく見えてきます。次に、あつめたものの中から、自分が選んだものを、自分の思う分類で、木の箱に一つ一つが美しく見えるように並べて、自分だけの「マイ・ミュージアム・ボックス」を作ります。

最後に、木箱のフタに「キャプション」を付けます。
自分のボックスの「タイトル」「かいせつ」を考える作業です。自分は、この中に並べたもののどんな所をおもしろいと思ったのかな?どんな部分を素敵だと思ったのかな?なんの仲間を集めたのかな?もう一度よく考えて、みんなに伝わるように書いていきます。

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さあ、完成です。「マイ・ミュージアム・ボックス」が完成したら、だれかに見てもらいましょう。嬉しそうに、自分だけの「マイ・ミュージアム・ボックス」をお友だちやアート・コミュニケータに披露するこどもたち。アート・コミュニケータは、こどもの眼差しがどんな所に注がれているのか、どんな興味をもったのかを聞かせてもらいます。こどもたちは、お友達がどんなものをあつめて、どんな風にならべたのかも見比べて違いに気づき、みんながそれぞれ持っている見方の差を楽しんでいました。
作った「マイ・ミュージアム・ボックス」は、家に持って帰る事ができます。お家でもまた、キュッパの事を思い出して、色々な場所でキュッパに変身してくれるといいなーと願うアート・コミュニケータ東京のメンバーでした。

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実施概要

名称:「キュッパになろう!in 日比谷公園 2016」
場所:東京都立日比谷公園「みどりとふれあうフェスティバル2016」内
日時:5月14日(土) ①12:00〜 ②14:30〜 ③16:00〜
5月15日(日) ④11:00〜 ⑤13:00〜 ⑥15:00〜 (各回約1時間、最大で1時間半)
対象:概ね3歳以上 各回親子10組
参加費:無料

内容:絵本「キュッパのはくぶつかん」を軸にした、参加者一人一人が、主体的にものをみつめて、あつめて、しらべて、ならべることを通し、新たな自分に出会い、まわりの世界をより豊かに感じられるようになるワークショップ。今回は、(公社)国土緑化推進機構および美しい森林づくり全国推進会議とアート・コミュニケータ東京の連携により、「みどりとふれあうフェスティバル2016」内にて実施し、日比谷公園内の植物および石などの自然物を取り扱った。

共催:(公社)国土緑化推進機構、美しい森林づくり全国推進会議、アート・コミュニケータ東京