2017 年1月27日、東京藝術大学 中央棟第6講義室でシールミールシネマ with LGBTsを開催しました。この会は、多種多様な社会に生きる人々がどんなことを考え、どんな人たちなのか当事者のお話と対話を通して考える勉強会として実施致しました。
昨今、教職員や企業に対してのLGBTsに関しての勉強会が活発に行われていますが、一般的にはステレオタイプのLGBTs像しか知られていません。今回はLGBTsの人々が自分たちだけでなく虐げられている人たちと手を携え現状を変えようとした映画を通して人と人とが繋がる事の大切さを考え、さらにLGBTsの基礎知識とLGBTsの人たちが置かれている現状とセクシャルマイノリティと呼ばれる人々が何を考え、どう社会と繋がろうとしているのかを模索しました。
映画の感想を話し合う場面では、参加者の発言を受けゲストの方が説明をしてくださり、映画の中にあるメッセージを共有できる場面もありました。
今回は対話を介して多種多様な人々が互いに認め合う社会を目指している団体Quuer&Allyの3名をゲストに迎え活動経緯やLGBTsの基礎知識をわかりやすく説明を受け、各グループにQueer&Allyのメンバーがファシリテーターとして入り予定時間をオーバーするほど熱心に話し込んでいました。
参加者からは目からウロコの話が聞けて勉強になったという感想もありました。
次回は、ちがった角度からの勉強会と参加者がこの会を通してLGBTsの人たちに対する認識がどのように変化したのかを検証してみたいと思っています。
アート・コミュニケータ 山田美佐緒