2012年のスタートから11年、美術館を拠点に多様な人々が作品や文化財を介して関わり合う活動を育んできた「とびらプロジェクト」。2022年4月には11期とびラーを迎えて益々進化し続けています。
このたび、来年度のとびラー募集に合わせて「とびらプロジェクト」フォーラムが開催され、アート・コミュニケータ東京(略称:アート・コ)の事務局を担うPARCも第2部に参加させていただきました。
今回のフォーラムのテーマは「おせっかいマインドでいこう!〜変動する社会におけるコミュニティづくり」。
第2部の会場は、我々アート・コのメンバーにとって古巣とも言える「とびらプロジェクト」のアートスタディルーム。日々の活動を紹介する現役とびラーたちと、次期とびラーを目指す方々とが集い、熱気に満ちていました。
アート・コは、とびラーの任期(3年)を終えたメンバーで構成する団体なので、現在とびラーを目指している方にとってはちょっと遠い未来のコミュニティになってしまうのですが、我々の拙い活動の一つひとつを紹介させていただくと、「3年間の活動を終えたその先にも活動の機会があるということに安心した」と言ってくださる方が多く、続けてきた意義を感じました。
変動する社会にあっても、変わらずにアート・コミュニケーションの機会を維持できるよう、今年も頑張っていきたいと思います。
小松一世