写真提供:小松一世
7 月10 日、展覧会「生誕140 年 YUMEJI 展 大正浪漫と新しい世界」で「ゆったりツアー」を行いました。
東京都庭園美術館が「あらゆる方にとって居心地の良い場となること」を目指して取り組む「フラットデー」の一環で、我々アート・コミュニケータが原則一組に一人付き添って鑑賞をサポートするプログラムです。
写真提供:小松一世
「大正ロマン」を象徴する画家であり、詩人でもあった竹久夢二。その生涯をたどるこの展覧会では、新たに発見された大正中期の名画《アマリリス》や、滞米中に描かれた貴重な油彩画《西海岸の裸婦》、そして夢二を看取った友人に遺したスケッチ帖や素描など、初公開資料を含む約 180 点の作品が展示されました。
車椅子の方にとって見え難い高さに陳列された作品は iPad を使ってご紹介したり、視覚に障害のある方にはアート・コミュニケータが作品の印象を伝えて想像を膨らませていただいたりと、状況に応じたサポートをしながら来場者と一緒に作品鑑賞を楽しみました。《初恋》の前では「この恋は実らない」の一言から『恋バナ』で盛り上がる一幕も見られました。
東京都庭園美術館「フラットデー」
https://www.teien-art-museum.ne.jp/visit/gallery-day/